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魯魚亥豕

読み方:ろぎょ がいし

意味

字形のよく似た漢字を取り違えて書く誤り、または書写・転写の過程で生じる誤記をいう。「魯」と「魚」、「亥」と「豕」がそれぞれ似ていることに基づく。

由来

「魯魚」は、中国・東晋の葛洪が4世紀前半(およそ317年ごろ)に著した『抱朴子』の「書三写、魚成魯、帝成虎(書は三たび写せば、魚が魯となり、帝が虎となる)」ということばに由来する。「亥豕」は、戦国時代末の紀元前239年ごろに編まれた『呂氏春秋』「察伝」の、「己亥」を「三豕」と読み違えた故事に基づく。これら二つの字形混同の例を合わせてできた語で、四字熟語としての成立時期は不詳。

備考

主に漢文・古文書・写本・校正など、文字の書写や転写に関する文脈で用いる硬い語である。魚や豚に関する意味ではない。

補足

  • 「豕」はこの語では「し」と読むため、「ろぎょがいとん」などとは読まない。
  • 「魯魚豕亥」と順序を入れ替えない。正しくは「魯魚亥豕」。
  • 単に内容や意味を誤解すること一般ではなく、主として似た字形の文字を取り違える誤記を指す。

例文

  • 古文書を翻刻する際は、魯魚亥豕の誤りがないよう、原本と照合を重ねた。
  • 手書きの住所録には魯魚亥豕が見られ、似た字の判読には注意が必要だった。
  • OCRで取り込んだ資料は、魯魚亥豕による誤変換を想定して校正しなければならない。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字