饕餮暴食
読み方:とうてつ ぼうしょく
意味
度を越して、むさぼるように大量の物を食べること。単に食事量が多いことではなく、節度なく食べ過ぎるという非難や戒めのニュアンスを伴う。
由来
「饕餮」は、中国の伝説上の貪食な怪物、または貪欲に飲食することを表す語である。『春秋左氏伝』文公十八年には、飲食や財貨をむさぼる者を「饕餮」と呼ぶ記事がある(書物の成立は戦国時代から前漢初期ごろとされる)。これに「食べ過ぎ」を意味する「暴食」が結び付き、過度にむさぼり食う意を表す。四字熟語としての正確な初出時期は未詳。
備考
主に「食べる」ことについて用い、飲酒まで含める場合は「暴飲暴食」が一般的である。日常会話ではやや硬く、文章語・説明語として使われやすい。
補足
- 「饕鉄暴食」と書くのは誤り。正しくは「饕餮暴食」。
- 「暴飲暴食」と完全に同義と考え、飲酒まで含む意味で使うのは不正確。「饕餮暴食」は主に食べ過ぎをいう。
例文
- 健康診断で注意を受けた彼は、夜食の饕餮暴食を改めることにした。
- 祝いの席だからといって饕餮暴食に走れば、翌日に体調を崩しかねない。
- 医師は、生活習慣病を防ぐには饕餮暴食を避け、食事を節制するよう勧めた。
分類
類義語
対義語
- 節制
- 少食
- 腹八分目