飢寒交迫
読み方
きかん こうはく意味
飢えと寒さが同時に身に迫り、食べ物や衣服・住居にも事欠くほど生活に苦しむこと。「飢」は飢え、「寒」は寒さ、「交迫」は代わる代わる、またはともに迫る意。転じて、きわめて貧しく困窮した状態をいう。由来
中国の歴史書『晋書(しんじょ)』に見られる語とされる。『晋書』は唐代の648年ごろに編纂された、西晋・東晋の歴史を扱う正史である。「飢寒」は飢えと寒さ、「交迫」は両者が身に迫ることを表し、生活苦の深刻さを言い表した。備考
主に文章語・硬い表現として用いる。「飢寒逼迫(きかんひっぱく)」ともいう。単に貧しいというより、飢えと寒さをしのげないほどの深刻な窮乏を表す。例文
- 戦乱で村の物流が途絶え、住民は飢寒交迫の生活を強いられた。
- 彼は幼少期、飢寒交迫の境遇にありながらも学問への志を失わなかった。
- 支援物資が届かなければ、被災者を飢寒交迫の状態に追い込むおそれがある。
類義語
- 飢寒逼迫
- 困苦欠乏
- 困窮窮乏
対義語
- 衣食豊足
- 安居楽業