困苦欠乏
読み方:こんく けつぼう
意味
生活に必要な金銭・食料・物資などが足りず、困り苦しむこと。「困苦」は困難や苦しみ、「欠乏」は必要なものが不足する意であり、貧しい生活状態や厳しい窮状を強調していう。
由来
「困苦(困り苦しむこと)」と「欠乏(必要なものが不足すること)」という漢語を重ねた表現である。中国古典の特定の一句を典拠とする故事成語としての出典や、四字熟語として定着した正確な時期は未詳である。近代以降の文章語・漢語的表現として用いられ、辞書にも四字熟語として掲載される。
備考
主に文章語として、生活上の深刻な苦しさや物資不足を表す。単なる「忙しさ」や一時的な不便には通常用いず、貧困・飢え・生活困難を伴う文脈に適する。
補足
- 読みは「こんくけつぼう」であり、「こんぐけつぼう」と濁らせない。
- 単に苦労しているという意味ではなく、生活に必要な物や金銭の不足を伴う深刻な困窮をいう。
例文
- 戦後しばらくは食料も住居も足りず、多くの人々が困苦欠乏の生活を送った。
- 彼は若い頃の困苦欠乏を経験したからこそ、他者への支援を惜しまない。
- 災害によって物流が止まり、被災地では困苦欠乏の状況が続いている。
分類
類義語
- 貧窮困苦
- 艱難辛苦
- 困窮
- 窮乏
対義語
- 豊衣足食
- 富裕
- 充足