風流倜儻
読み方
ふうりゅう てきとう
意味
風雅な趣を理解して愛し、才気と気骨があって、世間の慣習や形式に縛られず、のびのびと振る舞うこと。また、そのような人物・性格。単なる遊び好きではなく、教養や洗練を伴う自由闊達さを含む。
由来
中国・明代後期の劇作家、許三階(1545~1604)の戯曲『節侠記』「豪傑」に「羨英豪風流倜儻…」と見える。作品の正確な成立年は不明だが、16世紀後半から17世紀初頭の作とされる。「風流」と「倜儻」を重ね、雅趣と才気を備え、世俗に拘束されない気質を表した語で、日本語にも取り入れられた。
備考
「風流」は雅趣を理解すること、「倜儻」は才気・気骨があり世俗に縛られないことをいう。主に人物評に用いられ、日常会話ではやや文語的・格調高い表現である。
例文
- 彼は古典芸能にも通じ、服装や振る舞いにも独自の美意識を持つ、風流倜儻な人物だ。
- 型にはまらない発想と軽妙な会話から、彼女の風流倜儻な気質がうかがえる。
- 伝記は、旅と詩を愛したその画家を「風流倜儻の士」と評している。