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風林火山

読み方:ふうりん かざん

意味

戦いにおける軍の理想的な行動を表す語。行動を開始するときは風のように速く、待機・進軍時は林のように静かに整然とし、攻撃時は火のように激しく、守備・態勢維持では山のように動じない、という意味。転じて、状況に応じて迅速・静粛・猛烈・不動の態度を使い分けることをいう。

由来

中国の兵法書「孫子」軍争篇にある「其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山(その疾きこと風のごとく、その徐なること林のごとく、侵掠すること火のごとく、動かざること山のごとし)」に基づく。孫子は一般に春秋時代末期、紀元前5世紀ごろの成立とされる。日本では戦国時代(16世紀)に武田信玄が軍旗に掲げたことで広く知られるようになった。

備考

本来は軍事上の行動原則であり、四字だけでなく「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」と全文で示されることもある。武田信玄の旗印として特に著名。日常では比喩的に用いる。

補足

  • 「風林火山」は単に「勢いよく行動すること」だけを指す語ではなく、速さ・静けさ・激しさ・不動を状況に応じて使い分ける兵法を表す。
  • 「風鈴火山」と書くのは誤り。

例文

  • 監督は風林火山を合言葉に、攻める場面と守る場面の切り替えを選手に徹底させた。
  • 新製品の開発では風林火山のごとく、普段は慎重に準備し、好機には一気に市場へ投入する。
  • 武田信玄の風林火山の旗印は、孫子の兵法を象徴するものとして有名である。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字