頭角崢嶸
読み方:とうかく そうこう
意味
才能・識見が人並み外れて優れ、ひときわ目立っていること。特に、若い人が早くから非凡な才能を示しているさまをいう。「頭角」は才能の現れ、「崢嶸」は山が高く険しくそびえるさまを表す。
由来
唐代(9世紀初め)の文人・韓愈が、柳宗元を悼んで書いた「柳子厚墓誌銘」にある「嶄然として頭角を見(あらわ)す」という趣旨に基づく。原典には現在の「頭角崢嶸」という四字がそのままあるわけではないが、「頭角」と、山が高く険しいさまを表す「崢嶸」が結び付き、才能が抜きん出ている意の成語となった。
備考
文章語・雅語的な表現で、日常会話では「頭角を現す」がより一般的。「頭角崢嶸」は、単に有名になることよりも、才能そのものが抜群に優れていることを強調する。
補足
- 「頭角峥嵘」は繁体字と簡体字が混在した表記。中国の簡体字表記は「头角峥嵘」で、日本語の標準的な表記は「頭角崢嶸」。
- 「頭角を現す」と近い意味だが、単に名が知られることではなく、非凡な才能が際立つことをいう。
例文
- 彼は学生時代から頭角崢嶸たる才能を示し、若くして研究チームの中心人物になった。
- 新人作家の中でも彼女は頭角崢嶸であり、デビュー作は多くの読者を驚かせた。
- 新技術の開発を成功させたその技術者は、業界で頭角崢嶸と評されている。
分類
類義語
- 嶄然頭角
- 頭角を現す
- 才気煥発
- 英才秀逸
対義語
- 平々凡々
- 凡庸無能
- 平凡無奇