音吐鴻暢
読み方:おんと こうちょう
意味
話す声が朗々としており、言葉が滞ることなく、豊かで流暢に出てくること。弁舌がすぐれ、話し方に勢いや品格があるさまをいう。主に、人前での演説・説明・議論などにおける見事な話しぶりをほめて用いる。
由来
中国の正史『晋書』王澄伝に見える「音吐鴻暢、理新義博」に由来する。『晋書』は唐代に房玄齢らが編纂した史書である。「音吐」は声や話しぶり、「鴻暢」は大きくのびやかで滞りがないことを表し、声や弁舌が朗々として流暢なさまをいう。
備考
現代の日常会話ではあまり用いない、漢文調で格調高い表現である。演説・弁論・講演など、話し手の優れた口才をほめる文脈に適する。
例文
- 候補者は討論会で、音吐鴻暢な弁舌を披露した。
- 彼女は質問に対して音吐鴻暢に答え、会場を納得させた。
- 式典の来賓は音吐鴻暢として、未来への期待を語った。
分類
類義語
- 能弁流暢
- 応答如流
- 談論風発
- 立板に水
対義語
- 口下手
- 言葉に詰まる
- 支離滅裂