鞭辟入裏
読み方
べんぺき にゅうり
意味
学問・研究・議論・分析などが、表面的な説明にとどまらず、物事の奥にある道理や本質まで深く掘り下げ、的確に捉えていること。
由来
中国・宋代(11〜12世紀)の儒学者である程顥・程頤の語録を集めた『二程全書』などに見える「鞭辟近裏(べんぺききんり)」を原形とするとされる。「鞭辟」は鞭で励まして進ませること、「入裏」は物事の内奥・筋理に入り込むことをいう。後に「近裏」が「入裏」または「入理」となり、深く本質に迫る意で用いられるようになった。
備考
主に学問・研究・批評などの、深く鋭い分析をほめる硬い表現。日常会話ではあまり用いない。「鞭辟入理」とも書く。
例文
- この論文は一次資料を丹念に読み込み、制度の成立過程を鞭辟入裏に論じている。
- 彼女の講義は鞭辟入裏で、難解な理論の核心がよく理解できた。
- 表面的な数字だけで判断せず、消費者心理まで鞭辟入裏に分析する必要がある。
類義語
- 一針見血
- 核心を突く
- 本質を見抜く
- 深い洞察