靦顔借聴
読み方:てんがん しゃくちょう
意味
自分の知識や力量の不足を恥じながらも、教えを受けるために人の話や意見を聞くこと。「靦顔」は恥じ入った顔つき、「借聴」は聞かせてもらうことをいう。へりくだって助言を求める態度を表す。
由来
「靦顔」は漢文由来の語で、恥じ入った顔つき・面目を失った顔つきを表す。「借聴」は、相手の話や教えを聞かせてもらう意。この二語を結んだ漢語的な四字表現であるが、特定の典籍を出典とすることや成立した年代は明確ではない。
備考
きわめて硬く、現代の日常会話ではほとんど用いない語。「靦」は常用漢字ではない。自らの不足を認めて教えを請う、謙虚な文脈で使う。
補足
- 「面顔借聴」と書くのは誤り(正しくは「靦顔借聴」)。
- 「靦顔」を単に『厚かましい顔』と解し、全体を『図々しく人の話を聞くこと』とするのは不正確。恥じ入りつつ教えを聞くというニュアンスがある。
例文
- 専門外の課題だったため、彼は靦顔借聴の思いでベテラン社員に助言を求めた。
- 新任の責任者は靦顔借聴して現場の声に耳を傾け、方針を見直した。
- 知らないことを知ったかぶりせず、靦顔借聴の姿勢で学ぶことが大切だ。
分類
類義語
- 不恥下問
- 拝聴
対義語
この四字熟語に使われている漢字
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