雪上加霜
読み方:せつじょう かそう
意味
雪の上にさらに霜が加わる意から、すでに悪い状態や不幸な出来事があるところへ、さらに災難・苦難が重なることのたとえ。悪いことが続いて状況がいっそう深刻になる場合にいう。
由来
中国・北宋の禅僧、道原が編んだ仏教書「景徳伝灯録」に見られる表現とされる。同書は景徳元年(1004年)ごろに成立した。雪の上に霜が重なれば寒さや厳しさが増すことから、苦難や災難が重なる意味のたとえとして用いられるようになった。
備考
主に不幸・災難・困難が重なる場面で使う。単なる気象現象を表す語ではない。「泣き面に蜂」「弱り目に祟り目」と近いが、文章語的でやや硬い表現である。
誤用・混同注意
- 「雪上加霜」は雪や霜に関する気象描写ではなく、悪い出来事が重なることのたとえである。
例文
- 取引先の倒産直後に主力機械まで故障し、会社にとっては雪上加霜だった。
- 台風の被害から復旧する前に大雨が続くとは、被災地には雪上加霜である。
- けがで試合を欠場したうえ感染症にもかかり、彼には雪上加霜の一か月となった。
分類
類義語
対義語
- 順風満帆
- 一帆風順