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防患未然

読み方:ぼうかん みぜん

意味

災害・事故・失敗・病気などの原因となりうる問題を、実際に起こる前にあらかじめ防ぐこと。「患」は災難・心配事の意であり、危険の兆候を早期に見つけ、対策を講じるという予防的な考え方を表す。

由来

中国の古典「易経」既済の卦にある「君子以思患而豫防之(君子は患いを思い、あらかじめこれを防ぐ)」という句に基づく故事成語である。易経は古代中国で成立した書で、成立時期には諸説あるが、戦国時代から漢代(紀元前5~2世紀頃)にかけて整えられたとされる。「患いを未然に防ぐ」という意味から、防患未然の形で用いられるようになった。

備考

「患」は災難・心配事の意。行政、防災、医療、安全管理などで使われる硬い表現である。日常会話では「事前に防ぐ」「予防する」と言い換えることが多い。

例文

  • 工場では、防患未然の観点から、始業前の安全点検を毎日徹底している。
  • 自治体は防患未然を期して、豪雨に備えた排水設備の整備を進めた。
  • 小さな不具合の報告を共有することが、重大事故の防患未然につながる。

分類

類義語

対義語

  • 臨渇掘井
  • 後手後手

この四字熟語に使われている漢字