金科玉条
読み方:きんか ぎょくじょう
意味
金や玉のように貴重で尊い法令・規則のこと。また、絶対に守るべきものとして重んじられる規範や信条をいう。現代では、古い規則や考え方を必要以上に絶対視して、かたくなに守るという批判的・皮肉な文脈でも用いられる。
由来
中国・後漢の班固らが1世紀ごろに編纂した史書『漢書』の「揚雄伝」に見える語とされる。「金科」は金のように価値ある法令、「玉条」は玉のように尊い条文の意であり、きわめて大切で変更しがたい法律・規範を表した。
備考
本来は尊重すべき法令・規範を指すが、現代では「金科玉条にする」の形で、規則を盲目的に絶対視する態度を批判する意味合いを伴うことが多い。
別表記
- 金科玉條
補足
- 「金貨玉条」は誤り(正しくは「金科玉条」)。
- 「金科玉状」は誤り(正しくは「金科玉条」)。
- 単に「大切な言葉」の意味に限定せず、法令・規範を絶対視するという文脈で使われることが多い。
例文
- 社内規程を金科玉条のように扱うだけでなく、現場の実情に応じて見直す必要がある。
- 彼は師匠の教えを金科玉条として、どんな困難な場面でも守り続けた。
- その古い慣習を金科玉条にしていては、新しい制度を導入できない。
分類
類義語
- 不易の法則
- 至上命令
- 絶対的規範
- 不文律