選賢任能
読み方
せんけん にんのう意味
徳や見識に優れた人を選び、その能力にふさわしい職務に任命すること。私的な縁故や好き嫌いではなく、人柄と実力を基準として人材を登用するという、組織や政治における人事の理想をいう。由来
中国の古典『晏子春秋(あんししゅんじゅう)』内篇問上に見える「選賢任能、賞罰分明」に由来するとされる。晏子春秋は、春秋時代の斉の政治家・晏嬰(前6世紀ごろ)の言行を伝える書で、現存する形は主に戦国時代(前5~前3世紀ごろ)に成立・編集されたと考えられている。備考
主に政治・行政や企業の人事方針について用いる書き言葉。近い表現に『選賢与能』があり、こちらは『礼記』に見える。「任人唯親(身内や縁故者を任用すること)」の対義的な考え方である。例文
- 新社長は選賢任能を人事方針に掲げ、年齢や社歴にとらわれず有能な社員を登用した。
- 行政が国民の信頼を得るには、選賢任能の姿勢で公正に人材を任用する必要がある。
- 彼の組織運営は選賢任能を徹底しており、各人が得意分野で力を発揮している。
類義語
対義語
- 任人唯親
- 縁故主義
- 適材不適所