唯才是挙
読み方
ゆいさい ぜきょ意味
才能のある者であれば、家柄・出身・身分・過去の事情などにとらわれずに登用すること。「唯」はただ、「是」はこれ、「挙」は取り立てる意で、才能を唯一の基準として人材を選ぶという考えを表す。由来
中国の歴史書『三国志』魏書・武帝紀に見える語。後漢末から三国時代にかけての人物である曹操が、建安15年(210年)に出した「求賢令」で、「唯才是挙、吾得而用之(ただ才を是れ挙げ、吾これを得て用いん)」と述べたことに由来する。才能ある人を広く求め、登用する方針を示した言葉である。備考
主に人事・登用の方針を表す硬い語。能力を重視する肯定的な表現だが、人格・協調性・公平な選考手続などを軽視する意味に受け取られないよう、文脈に配慮するとよい。例文
- 新しい事業の責任者は、年功ではなく唯才是挙の方針で選ばれた。
- 彼の会社は唯才是挙を掲げ、学歴や国籍を問わず優秀な人材を採用している。
- 組織が成長するには、縁故ではなく唯才是挙で人を登用する姿勢が重要だ。
類義語
- 唯才是用
- 適材適所
- 能力主義
- 抜てき人事
対義語
- 任人唯親
- 縁故採用
- 情実人事