検索

遠水近火

読み方:えんすい きんか

意味

遠くにある水では、目の前で燃えている火を消せないという意から、遠方からの援助や、時間のかかる対策では、目前の急場・差し迫った困難を救えないことをいう。必要な時や場所に間に合わない支援をたとえる。

由来

中国・戦国時代末期(紀元前3世紀ごろ)の思想書『韓非子』の「説林上」にある「遠水不救近火(遠い水は近い火を救わず)」に基づく。遠くの水を運んでいる間に近くの火は燃え広がるため、緊急の問題には遠方・将来の助けでは間に合わない、という教えを四字に縮めた語である。

備考

「遠水近火を救わず」の形でも用いる。単に援助の量が少ないという意味ではなく、必要な時・場所に支援が間に合わないことを表す。

補足

  • 「遠水近火」は、遠くの水が近くの火を救うという意味ではない。原義は「遠水は近火を救わず」であり、緊急時に間に合わない援助をいう。

例文

  • 本社からの承認が一か月後では、資金繰りに苦しむ支店にとって遠水近火だ。
  • 被災地では長期的な復興計画も必要だが、今夜の避難所不足に対しては遠水近火にならない即時支援が求められる。
  • 専門家を海外から呼ぶ案は有益でも、目前の事故対応には遠水近火で、現場の人員を増やす必要がある。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字