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轗軻不遇

読み方:かんか ふぐう

意味

時運に恵まれず、才能や志がありながら世間に認められなかったり、能力を十分に発揮する機会を得られなかったりすること。「轗軻」は物事が思いどおりに進まず苦しむこと、「不遇」はよい待遇・機会に恵まれないことをいう。

由来

中国・明代の王錂(おうれい)による戯曲『春蕪記』に見える「坎坷不遇」に由来するとされる。王錂は16世紀後半から17世紀初頭に活動した人物である。「坎坷(轗軻)」は道がでこぼこで車が進みにくいことから、人生や境遇が思いどおりにならない意となり、「不遇」と結び付いて、才能を認められない境遇を表す語になった。日本語では主に「轗軻不遇」と書き、「坎軻不遇」とも書く。

備考

主に、才能・志・実力があるにもかかわらず認められない人や境遇について用いる、文章語的でやや硬い表現である。単に運が悪いという意味だけではない。

別表記

  • 坎軻不遇

誤用・混同注意

  • 「轗軻」は「かんか」と読み、「けんか」とは読まない。
  • 単なる不幸や失敗ではなく、才能や志がありながら認められないことを指す。
  • 「艱難不遇」は一般的な四字熟語としては用いず、「轗軻不遇」または「懐才不遇」を用いる。

例文

  • 彼は優れた研究成果を残しながらも、在職中は轗軻不遇の研究者として知られていた。
  • 若い画家は長く轗軻不遇をかこったが、死後になって作品が高く評価された。
  • 才能があるだけでは成功できず、轗軻不遇に終わる人も少なくない。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字