言簡意賅
読み方
げんかん いがい
意味
言葉や文章は短く簡潔でありながら、伝えるべき意味・内容が十分に含まれていること。無駄がなく、要点を的確に表現しているさまをいう。主に文章、説明、発言などをほめて使う。
由来
中国の古典的な文章論に由来する語。「言簡」は言葉が簡潔であること、「意賅」は意味・内容が十分に備わり尽くされていることを表す。「賅」には「そなわる・すべてを尽くす」の意がある。宋代(13世紀ごろ)の張端義『貴耳集』に見える「言簡理尽(言は簡にして理は尽くす)」が背景とされ、現在の「言簡意賅」という形は清代・18世紀後半の趙翼『甌北詩話』などに用例が見られる。
備考
書き言葉や講評で用いる硬い表現。「賅」は「そなわる・尽くす」の意であり、「概」とは書かない。日常会話より、文章・説明・発言を評価する際に使われる。
例文
- この報告書は言簡意賅に要点がまとめられており、短時間で内容を把握できた。
- 彼女の開会のあいさつは言簡意賅で、会議の目的と結論が明確に伝わった。
- 複雑な研究成果を一般の人にも分かるよう言簡意賅に説明する力が、専門家には求められる。
類義語
- 簡潔明瞭
- 簡明扼要
- 要領を得る
対義語
- 冗長
- 長広舌
- くどい表現