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観往知来

読み方:かんおう ちらい

意味

過去に起こった事柄や前例をよく観察・考察し、そこから将来の成り行きや変化を推し量ること。「往」は過去、「来」は未来を表す。歴史や経験を未来の判断に生かすという意味で用いる。

由来

中国の古典『列子』の「説符」篇にある「観往而知来(往を観て来を知る)」に基づく。伝説上は戦国時代(紀元前5〜3世紀ごろ)の列禦寇に仮託されるが、現存する『列子』は魏晋期(3〜4世紀ごろ)以後に成立・編集された可能性が指摘されている。

備考

やや硬く文章語的な表現で、歴史研究・経営・政策・防災など、過去の事例を未来の判断に生かす文脈で用いる。単に過去を懐かしむ意味ではない。

別表記

  • 觀往知來

補足

  • 単に「過去を振り返る」「昔を懐かしむ」という意味ではなく、過去の事例から未来を推測する意味である。
  • 「温故知新」と近いが、温故知新は古い事柄を学び直して新たな知識・道理を得ることを主にいう。

例文

  • 研究者は過去の景気循環を分析し、観往知来の視点から次の不況への備えを提案した。
  • 地域に残る災害記録を読み解くことは、観往知来の防災計画を立てるうえで重要である。
  • 指導者には、過去の失敗から将来の危険を見通す観往知来の知恵が求められる。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字