衣冠楚楚
読み方:いかん そそ
意味
衣服や冠などの身なりが、きちんと整っていて美しいこと。また、そのように品よく立派な装いをした人のさま。単に高価な服を着ていることではなく、清潔で端正な外見をほめる表現である。
由来
中国最古の詩歌集である『詩経』の「曹風・蜉蝣」にある「衣裳楚楚(衣服が鮮やかに整って美しい)」に由来する。『詩経』は紀元前11世紀頃から前6世紀頃までの詩を集め、前6世紀頃までに編纂されたとされる。「衣裳」を「衣冠」として、人のきちんとした服装・身なりを表す成語になった。
備考
「楚楚」は、鮮やかで整っているさま、清らかで美しいさまをいう。中国の地名「楚」を指す語ではない。現代の日常会話よりも、文章語・改まった人物評で用いられやすい。
別表記
- 衣冠楚々
誤用・混同注意
- 「楚楚」を「そこ」や「しょしょ」と読むのは誤りで、読みは「そそ」。
- 「楚」は中国の国名・地名を表すものだと解釈するのは誤りで、この場合は整って美しいさまを表す。
例文
- 式典の日、彼は衣冠楚楚として会場に現れた。
- 衣冠楚楚たる青年であったが、話してみると気取らない人物だった。
- 来賓たちは皆、衣冠楚楚とした装いで席に着いた。
分類
類義語
- 衣冠斉整
- 容姿端麗
- 身なりが整っている