衆擎易挙
読み方:しゅうけい いきょ
意味
多くの人が力を合わせて物を持ち上げれば、重い物でも容易に上げられるという意。転じて、多人数が協力すれば、一人では難しい仕事や大きな目標も達成しやすくなることをいう。
由来
中国の思想書「文中子(中説)」の「事君」にある「衆擎易挙、独力難支」に基づく。「擎」は両手で高く持ち上げること、「挙」も持ち上げることをいう。隋代の王通(580年頃~617年頃)に仮託される語録に見える表現で、多くの者の協力の大切さを説いたもの。
備考
日常会話では比較的まれで、文章語・格調高い表現として用いられる。「擎」は「けい」と読み、手で高く持ち上げる意。協力すれば困難を成し遂げられるという肯定的な文脈で使う。
誤用・混同注意
- 「衆拳易挙」は誤り。正しくは、持ち上げる意の「擎」を用いて「衆擎易挙」と書く。
- 「しゅうけんいきょ」と読まない。標準的な読みは「しゅうけいいきょ」。
例文
- 地域の防災訓練は、住民と自治体が役割を分担する衆擎易挙の取り組みだ。
- この事業は一社だけでは難しいが、各分野の専門家が集まれば衆擎易挙で実現できる。
- 大きな課題ほど、衆擎易挙の精神で情報を共有し、全員で解決に当たるべきだ。