血気方剛
読み方:けっき ほうごう
意味
血気、すなわち生命力や気力が、まさに盛んで強いこと。特に、壮年期の活力が充実しているさまをいう。転じて、若さや勢いのために気が強く、闘争的・血の気が多い性質を表す場合もある。
由来
中国古典の「論語」季氏篇にある「及其壮也、血気方剛、戒之在闘(その壮なるに及んでは、血気まさに剛なり、これを戒むることは闘いに在り)」に基づく。春秋時代の孔子(前551~前479年)の言行を、戦国時代初期頃までに弟子・後学が編纂したとされる。「方」は「まさに」、「剛」は「強い」の意である。
備考
本来は壮年期の強い生命力を指すが、現代では「血の気が多く、けんか早い」というやや批判的な含みで用いられることもある。日常会話より文章語・硬い表現である。
誤用・混同注意
- 「血気剛方」は語順の誤り。正しくは「血気方剛」。
- 「方」を「方法」の意味に解するのは誤りで、「まさに」の意。
例文
- 血気方剛だった若い頃は、些細な批判にもすぐ反論してしまった。
- 彼は血気方剛な気質を持つが、経験を重ねるにつれて冷静な判断もできるようになった。
- 血気方剛の選手たちをまとめるには、情熱だけでなく慎重な指導が必要だ。
分類
類義語
対義語
- 意気消沈
- 無気力
- 気力減退