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蠅営狗苟

読み方:ようえいくこう

意味

自分の名誉や利益を得るために、ハエのように群がり、犬のように卑しく立ち回ること。目先の私利私欲のために、節操なく人に取り入ったり策を巡らせたりするさまを、強い非難を込めていう。

由来

中国・唐代の文人、韓愈の散文「送窮文」にある「蠅営狗苟、駆去復還」に基づく。作品は唐の憲宗・元和年間、811年頃の作とされる。「蠅営」はハエが飛び回り群がること、「狗苟」は犬のように卑しく迎合し、その場しのぎに振る舞うことを表す。のちに、名利を追って卑しく立ち回る人の姿をいう成語となった。

備考

非常に否定的で硬い文章語。単なる勤勉さや商売熱心さを表す語ではなく、私利私欲のために節操なく動くことを非難する際に用いる。日常会話ではあまり使われない。

別表記

  • 蝿営狗苟

誤用・混同注意

  • 「営々」として地道に努力するという意味に誤解しない。名利を求めて卑しく立ち回ることをいう強い非難語である。
  • 「蠅」は「蝿」とも書くが、意味や読みは同じである。

例文

  • 彼は出世と利益のために蠅営狗苟を重ね、ついには周囲の信頼を失った。
  • 公職にある者が私利のために蠅営狗苟することは、決して許されない。
  • 目先のもうけを追う蠅営狗苟から距離を置き、長期的な信用を大切にすべきだ。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字