蝶使蜂媒
読み方:ちょうし ほうばい
意味
蝶を使者、蜂を仲人に見立てた語。男女の間で便りを取り次いだり、恋愛や縁談がまとまるように仲を取り持ったりする人をいう。転じて、二者の関係を仲介する人の意でも用いる。
由来
北宋の詞人・周邦彦(1056~1121)の詞「六丑・薔薇謝後作」に見える「蜂媒蝶使」に基づく。花の間を飛び交う蜂や蝶を、花と花を結ぶ媒人・使者に見立てた表現である。日本では語順を「蝶使蜂媒」とした四字熟語として定着した。
備考
現代の日常会話ではあまり用いない、雅語的・文章語的な表現である。結婚式の媒酌人に限らず、恋愛に関する使者や仲介者を広く指す。
補足
- 「蜂媒蝶使」と語順を逆にする混同。原典にはこの語順が見えるが、日本語の四字熟語としては「蝶使蜂媒」が標準。
- 結婚式の媒酌人だけを指すと限定する理解。男女の仲を取り持つ使者・仲介者一般をいう。
例文
- 友人は二人の蝶使蜂媒となり、交際のきっかけをつくった。
- 物語では、侍女が若君と姫君の蝶使蜂媒を務める。
- 恋文を取り次ぐ彼は、知らぬ間に蝶使蜂媒の役を果たしていた。
分類
類義語
- 月下氷人
- 媒酌人
- 仲人
- 取り持ち役