虚懐坦蕩
読み方:きょかい たんとう
意味
心にわだかまりや私心、偏見がなく、広くゆったりとしていること。人の意見を素直に受け入れられる、さっぱりと公平な心のあり方をいう。
由来
「虚懐」は、先入観やこだわりを捨てて他人の意見を受け入れる素直な心、「坦蕩」は、心が平らで広く、ゆったりとしているさまを表す漢語である。「坦蕩」は『論語』述而篇の「君子坦蕩蕩、小人長戚戚」に見える語に基づく。なお、「虚懐坦蕩」という四字のまとまった形の初出・成立時期は未詳で、特定の古典を直接の出典とする故事成語ではない。
備考
主に人の性格・心構え・態度を褒めていう、やや硬い文章語。「虚心坦懐」と混同されやすいが、どちらも辞書に見られる表現である。
別表記
- 虚懐坦盪
誤用・混同注意
- 「虚心坦懐」と混同し、「虚心坦蕩」や「虚懐坦懐」とすることがある。これらは「虚懐坦蕩」の正規表記ではない。
- 「坦蕩」を「単刀」と書くのは誤り。
例文
- 彼は批判を受けても感情的にならず、虚懐坦蕩に議論へ耳を傾けた。
- 新しい責任者には、虚懐坦蕩な態度で現場の意見を聞いてほしい。
- 彼女の虚懐坦蕩な人柄のおかげで、部署間の対立も次第に解けていった。
分類
類義語
対義語
- 偏狭固陋
- 頑迷固陋