自縄自縛
読み方:じじょう じばく
意味
自分自身の言動・考え・決めた条件などが原因となって、かえって自分を苦しめたり、身動きを取れなくしたりすること。自分で作った縄によって自分を縛る、というたとえ。
由来
仏典「大般涅槃経」に基づく仏教語とされる。「自ら縄をない、自らを縛る」という趣旨から生まれた表現である。原典は古代インドで成立し、漢訳の「大般涅槃経」は5世紀前半、北涼で曇無讖(どんむしん)により訳出されたものが著名である。
備考
「自業自得」と近いが、自縄自縛は特に、自分で設けた条件・発言・方針などによって行動の自由を失う場面で用いる。「自縄自縛になる」「自縄自縛に陥る」の形が多い。
例文
- 不用意な発言を重ねたため、彼は自縄自縛に陥って説明が苦しくなった。
- 細かすぎる規則を自分で定めれば、結局は自縄自縛になりかねない。
- 過去の約束にこだわりすぎて、自縄自縛の状態から抜け出せなかった。