自暴自棄
読み方:じぼう じき
意味
失敗や不幸などを苦にして、自分を大切にする気持ちや向上しようとする意欲を失い、どうなってもよいというように、投げやり・無責任な行動をとること。単に落ち込むことではなく、絶望から自分を粗末に扱うような状態をいう。
由来
中国の儒教経典『孟子』離婁上にある「自ら暴(そこな)う者とは、ともに語ることができず、自ら棄つる者とは、ともに為すことができない」という趣旨の文に基づく。戦国時代(紀元前4世紀ごろ)の孟子の思想に由来し、「自暴」と「自棄」が結び付いて、絶望して自分を投げ出す意となった。
備考
「自暴」は自分で自分を傷つけること、「自棄」は自分を見捨てること。絶望から投げやりになる状態を指し、単なる自己嫌悪や一時的な落ち込みとはやや異なる。
補足
- 単に「ひどく落ち込む」という意味ではなく、絶望して自分を投げ出し、投げやりな行動をすることをいう。
- 「自暴自虐」と混同しない。「自暴自棄」が定着した四字熟語である。
例文
- 不合格が続いたからといって、自暴自棄になって勉強をやめてはいけない。
- 彼は事業の失敗後、自暴自棄になって周囲の助言にも耳を貸さなくなった。
- つらい出来事があっても自暴自棄にならず、信頼できる人に相談することが大切だ。
分類
類義語
- 捨て鉢
- やけくそ
- 投げやり
- 破れかぶれ