臥氷求鯉
読み方
がひょう きゅうり
意味
親に孝行する心が非常に深く、その願いをかなえるためには、どのような苦労もいとわないこと。特に、厳しい寒さの中で凍った池の氷に伏せ、氷を溶かして鯉を得ようとした故事に基づき、並外れた孝行をいう。
由来
中国・晋代(3世紀)の王祥(おうしょう/おうしょう)の故事による。継母が冬に生魚を欲しがったため、王祥は凍った池の氷の上に伏して氷を溶かし、現れた鯉を取ったとされる。『晋書』王祥伝などに見え、後に元代ごろに成立・流布した『二十四孝』にも「臥氷求鯉」として収められた。四字熟語としての成立時期は明確ではない。
備考
中国の「二十四孝」に数えられる故事成語。現代では、文字どおりに無理をして親に尽くすことを勧める語ではなく、親を大切に思う深い孝心のたとえとして用いる。
例文
- 彼は病床の父のために遠方から毎週通っており、その姿は臥氷求鯉の孝行だと皆が感心した。
- 母の望みをかなえるために懸命に働く彼女を、祖母は臥氷求鯉にもたとえられる親孝行だと褒めた。
- 臥氷求鯉の故事は、昔の中国で孝が重要な徳目と考えられていたことを示している。
類義語
- 孝行至極
- 扇枕温衾
- 冬温夏清
- 彩衣娛親
対義語
- 不孝不順
- 親不孝