考古題今
読み方:こうこ だいこん
意味
昔の事実・制度・出来事を考察し、それを踏まえて現在の問題を取り上げ、論じること。古今の事柄を比較しながら、現代への示唆を得ようとする態度をいう。
由来
清代中国の李汝珍による長編小説『鏡花縁』第五回に見える語とされる。『鏡花縁』は19世紀前半、1827年頃に刊行された。「考古」は古い事柄を考察すること、「題今」は現在の事柄を話題として論じることを表す。
備考
日常会話ではあまり用いない硬い語。ここでの「考古」は考古学そのものではなく、古い事柄を考察する意である。「題今」は現代の問題を取り上げて論じること。
誤用・混同注意
- 読みを「こうこだいきん」としない。標準的な読みは「こうこだいこん」。
- 「考古」を考古学だけを指す語と解釈しない。この語では古い事柄・先例を考察する意味である。
例文
- 歴史学者は古文書を読み解き、考古題今の視点から現代の制度を論じた。
- この講演は、江戸時代の災害対策を手がかりに今日の防災を考える、まさに考古題今の内容だった。
- 政策を検討する際には、過去の失敗も踏まえて議論する考古題今の姿勢が大切である。