老莱戯彩
読み方:ろうらい ぎさい
意味
年を取っても、親を喜ばせるために子供のように振る舞い、孝養を尽くすこと。中国の老莱子が、七十歳になっても色鮮やかな衣服を着て幼児のように戯れ、両親を笑わせたという故事に基づく。転じて、深い親孝行のたとえとしていう。
由来
中国・春秋時代(紀元前8~5世紀)に楚の人・老莱子がいたとする孝行譚に由来する。老莱子は七十歳になっても両親を喜ばせようと五色の衣を着て幼児のように戯れたという。この話は唐代初頭、624年ごろに成立した類書『芸文類聚』に、『孝子伝』を引く形で記されている。
備考
現代の日常会話ではあまり用いず、故事成語や孝行を称える文章で使われる。老いた親が子を楽しませる意味ではなく、子が親を喜ばせる故事である。
別表記
- 老萊戲彩
補足
- 「老来戯彩」と書くのは誤り。「老莱」は人物名である。
- 「戯才」は誤り。通常は「戯彩」と書く。
- 老いた親が子を楽しませる意味ではなく、子が親を喜ばせる故事である。
例文
- 父の誕生日にわざとおどけて皆を笑わせる彼の姿は、老莱戯彩の故事を思わせた。
- 彼女は介護中の母が少しでも笑顔になれるよう歌を歌い、老莱戯彩にも通じる思いで寄り添った。
- この随筆は、年齢を重ねても親を喜ばせようとする老莱戯彩の心を描いている。
分類
類義語
- 斑衣戯彩
- 彩衣娯親
- 冬温夏清
- 昏定晨省
対義語
- 親不孝
- 不孝不義