綢繆牖戸
読み方:ちゅうびゅう ゆうこ
意味
災難や問題がまだ起こらないうちに、あらかじめ必要な備えを固めておくこと。窓や戸をしっかりと縛り固める意から、将来の危険を予測して周到に予防策を講じることをいう。
由来
中国最古の詩歌集『詩経』の「豳風(ひんぷう)・鴟鴞(しきょう)」に見える語。西周時代(紀元前11世紀頃~紀元前771年頃)の詩とされる。「綢繆」は縄などを絡めてしっかり結ぶこと、「牖戸」は窓と戸の意で、雨や災いに備えて家の窓戸を補強するさまを表した。そこから、事前に万全の準備をする意味になった。
備考
日常会話ではほとんど用いられない難語で、文章語・漢文調の表現である。「未雨綢繆」と同様に、事前の備えを強調する際に使う。「牖」は「窓」の意味。
誤用・混同注意
- 「綢繆」を「稠繆」と書くのは一般的な表記ではない。
- 「牖戸」を単に家屋の名称として捉えず、災いに備えて窓戸を結び固めるという比喩的背景を踏まえる。
例文
- 情報漏えいが起きてからでは遅いので、平時から綢繆牖戸の姿勢でセキュリティー対策を進めるべきだ。
- 自治体は台風の接近前に避難所を点検し、綢繆牖戸の備えを整えた。
- 事業拡大に伴う資金不足を防ぐため、会社は綢繆牖戸として複数の資金調達手段を確保している。
分類
類義語
対義語
- 無防備
- 無策無用意
- 行き当たりばったり