未雨綢繆
読み方:みう ちゅうびゅう
意味
まだ雨が降らないうちに戸や窓をしっかり結んで補強する意から、問題や災難が起こる前に、あらかじめ十分な準備や対策をしておくこと。将来起こり得る危険を予測し、未然に防ぐ姿勢をいう。
由来
中国最古の詩集である「詩経」の「豳風(ひんぷう)・鴟鴞(しきょう)」にある「迨天之未陰雨、徹彼桑土、綢繆牖戸(天のまだ雨ふらざるに、桑土を取り、窓や戸をしっかり結わえる)」に基づく。詩は西周時代(前11世紀~前8世紀ごろ)の作とされる。「未雨」は雨の降る前、「綢繆」はしっかり結び固める意である。
備考
主に、災害・経営・安全保障・リスク管理などで、先を見越した予防的な準備を評価する場面に用いる。日常会話よりも文章語・硬い表現として使われることが多い。
別表記
- 未雨稠繆
誤用・混同注意
- 「綢繆」を「調繆」「綢謬」などと書くのは誤り。
- 単に天候について述べる語ではなく、将来の問題や災難への事前の備えを意味する。
例文
- 企業は、原材料の供給停止に備えて複数の調達先を確保するという未雨綢繆を進めている。
- 災害による被害を減らすには、平時から備蓄や避難訓練を行う未雨綢繆が欠かせない。
- 情報漏洩が起きてから対応するのではなく、権限管理を見直す未雨綢繆の策を講じるべきだ。
分類
類義語
対義語
- 行き当たりばったり
- 無計画
- 後手後手
- 泥縄