経文緯武
読み方
けいぶんいぶ
意味
学問・政治・文化に関する能力である「文」と、武芸・軍事に関する能力である「武」の両方を備えていること。「経」は織物の経糸、「緯」は緯糸をいい、文と武が織物のようにそろっていることにたとえる。文武両道のすぐれた人物をほめていう語。
由来
中国の古典的な漢語に由来する。唐代(7世紀)の文人・許敬宗(きょけいそう、592~672)の文章「定宗廟楽議」に見える語とされる。「文」を織物の経糸、「武」を緯糸にたとえ、国を治めるうえで文と武の両面が必要であることを表した。日本では、文武両面に秀でた人物を評する四字熟語として用いられる。
備考
人物の才能をたたえる硬い書き言葉で、日常会話では「文武両道」のほうが一般的。「経」は仏教の経文ではなく、織物の経糸を指す。
例文
- 彼は歴史や法律に通じる一方で武道の鍛錬も欠かさず、まさに経文緯武の人材だ。
- 乱世の指導者には、学問だけでなく軍略にも明るい経文緯武の資質が求められた。
- 研究で成果を上げながら全国大会でも活躍する彼女の姿は、現代的な経文緯武の例といえる。
類義語
対義語
- 文弱
- 匹夫之勇