経世致用
読み方
けいせい ちよう意味
世の中をよく治め、人々の暮らしに役立てることを目標とする考え方。また、現実の社会問題の解決に役立つ実践的な学問を重んじる態度をいう。「経世」は世を治めること、「致用」は実際に役立てること。由来
「経世(世を治める)」と「致用(用をなす・実際に役立てる)」を組み合わせた語。中国の明末から清初(17世紀ごろ)に、顧炎武らの思想と結び付いて広まった学問観である。空疎な議論よりも、政治・経済・民生など現実社会に有用な学問を重視する「経世致用の学」を指す。備考
主に中国思想・儒学や学問論の文脈で用いる硬い語。「経世済民」と近いが、「経世致用」は特に学問を現実に役立てる姿勢を強調する。例文
- 彼は経世致用の精神に基づき、地域の課題を解決するための研究を続けた。
- この大学は、知識を実社会に生かす経世致用の教育を理念としている。
- 政策研究には、理論だけでなく経世致用の視点も欠かせない。