空理空論
読み方:くうり くうろん
意味
現実の事情や実際の経験に基づかず、頭の中だけで組み立てられた理論や議論のこと。もっともらしく聞こえても、実行の方法や具体性がなく、役に立たない考えを批判的にいう語。
由来
「空理(実際とかけ離れた理屈)」と「空論(実行性・根拠に乏しい議論)」を重ねて、その意味を強めた語とされる。特定の中国古典に由来する故事成語ではなく、成立した正確な年・時代は不明である。
備考
多くの場合、実現性や現実への配慮がない議論を批判する際に用いる。単に「理論的である」ことを否定する語ではなく、理論が実際と結び付いていない点を問題にする。
補足
- 「空理空想」は「空理空論」と「空想」を混同した形であり、一般的な四字熟語としては用いない。
- 「机上の空論」とほぼ同義だが、「空理空論」は机上で考えたことに限らず、現実性を欠く理屈一般を指す。
例文
- 現場の意見を聞かずに作った計画では、空理空論に終わるおそれがある。
- 理想を語るだけでなく、空理空論にならない具体的な方法を示してほしい。
- その提案は魅力的だが、予算や人員を考慮しなければ空理空論だ。
分類
類義語
- 机上の空論
- 絵空事
- 観念論
- 空論
- 机上論