細大漏失
読み方:さいだい ろうしつ
意味
「細大漏失」は、主要な国語辞典に四字熟語として定着している語ではなく、固定した意味はありません。多くの場合、「細大漏らさず」の誤記・混同、またはそれを四字に縮めた表現と考えられます。その意図なら、「細かい点から大きな事柄まで、一つも漏らさない」という意味です。
由来
「細大漏失」そのものについて、古典・仏典・日本古典などに基づく確かな典拠や成立年代は確認できません。「細大」は細部と大事、「漏らさず」は一つも省かない意を表します。「細大漏らさず」という慣用表現を、四字熟語らしく縮めた混成表現・誤用とみられます。
備考
「細大漏らさず」は六字の慣用表現であり、四字熟語ではない。「漏失」は「漏れたり失ったりすること」を表す語だが、「細大」と結び付けた固定表現としては一般的でない。
補足
- 「細大漏失」は定着した四字熟語ではない。「細大漏らさず」と混同した表記・造語と考えられる。
- 「漏れなく」の意味で用いる場合、「細大漏失」と四字に縮めず、「細大漏らさず」または「遺漏なく」とするのが自然である。
例文
- 文書に「細大漏失」とあったが、「漏れなく」という意味なら「細大漏らさず」に改めるべきだ。
- 監査の対象は細大漏らさず確認する、と書けば、一つも省かない意図が明確になる。
- 校正者は「細大漏失」を定着した四字熟語としては扱わず、文脈に応じて「遺漏なく」などへ修正した。
類義語
- 細大漏らさず
- 遺漏なく
- 余すところなく
対義語
- 粗枝大葉
- 大雑把