竜蛇飛動
読み方:りゅうだ ひどう
意味
竜や蛇が空を飛び回るように、書の筆勢が力強く、生き生きとしていて、自由自在に変化すること。主に、勢いと躍動感に富む書道の筆づかいや書風をほめていう。
由来
中国・唐代(8〜9世紀)の文人、韓愈(768〜824)の文章「送高閑上人序」に見える語に基づく。草書の名手・張旭の書について、鬼神のように変化が激しく、その筆勢が竜や蛇の飛び動くさまに似るとして表現したことから、力強く自在な書風をいう語となった。
備考
本来は書道、とりわけ草書などの勢いある筆勢を評する語である。「竜」は旧字体では「龍」とも書き、「龍蛇飛動」も認められる。文字どおり竜や蛇が飛ぶ意味ではない。
別表記
- 龍蛇飛動
補足
- 文字どおり竜や蛇が飛ぶ意味ではなく、主に書の筆勢・書風を形容する語である。
- 「竜」と「龍」は新旧字体の違いであり、「龍蛇飛動」も正しい表記である。
例文
- 展示された書は竜蛇飛動の筆致で、見る者を圧倒した。
- 師の揮毫には竜蛇飛動の趣があり、一画ごとに強い生命感がある。
- 彼は竜蛇飛動と評される大胆な草書を得意としている。
分類
類義語
- 筆走龍蛇
- 龍飛鳳舞
- 鉄画銀鉤