移山倒海
読み方
いざんとうかい
意味
山を動かし、海をひっくり返すほどの、非常に大きな力や勢いをいう。人や集団の圧倒的な力、または物事を大きく変えるほどの強い気運・勢力をたとえて用いる。
由来
中国の道教思想書『抱朴子(ほうぼくし)』に由来するとされる。『抱朴子』は東晋の葛洪(かつこう、283年頃~343年頃)が4世紀前半に著した書物で、山を移し海を倒すような超人的な力という発想から、「並外れて強大な力・勢い」の意味で用いられるようになった。
備考
「移山倒海の勢い」「移山倒海の力」のように用いることが多い語。日常会話よりも、文章語・演説・報道などで、非常に強い力や大きな変化を強調する際に使われる。
例文
- 新技術の導入は、業界の常識を変える移山倒海の力となった。
- チームは移山倒海の勢いで難工事を進め、予定より早く完成させた。
- 市民の声が移山倒海の力となり、長年求められていた制度改正が実現した。
類義語
対義語
- 無力
- 微力
- 力不足