排山倒海
読み方:はいざん とうかい
意味
山を押しのけ、海をひっくり返すほどの激しい力や勢いをいう。自然の猛威、軍勢・集団の進撃、世論や人気の急激な高まりなど、圧倒的で止めがたい勢いを形容する。多く「排山倒海の勢い」の形で用いる。
由来
中国・南宋の詩人、楊万里(1127~1206)の詩「病起喜雨聞鶯」に「病勢初来敵頗強、排山倒海也難当」と見える。病気の勢いが、山を押し海を倒すほど強く、抗しがたいことを述べた表現である。詩の成立年は不詳だが、12世紀後半ごろの作品とされる。
備考
自然災害の猛烈さだけでなく、軍勢・人々の行動・人気・世論などの圧倒的な勢いにも用いる。通常は「排山倒海の勢い」として使われる。
例文
- 台風による高波が、排山倒海の勢いで海岸へ押し寄せた。
- その新人歌手は、排山倒海の勢いで人気を集め、瞬く間に全国区となった。
- 改革案への反対意見が排山倒海の勢いとなり、計画は見直しを迫られた。
分類
類義語
対義語
- 波風不立
- 平穏無事