碧血丹心
読み方:へきけつ たんしん
意味
忠義のために流す尊い血と、真心・忠誠心をいう語。転じて、国家・主君・信念などに対して、命を惜しまず尽くそうとする、きわめて強く誠実な忠義の心を表す。
由来
「碧血」は、中国の戦国時代ごろに成立したとされる『荘子』外物篇の故事に由来する。周の萇弘(ちょうこう)が蜀で死に、その血を納めておくと三年後に碧(青緑色の玉)のようになったという話から、忠義のために流した血をいうようになった。「丹心」は赤い心、すなわち偽りのない真心・忠誠心の意。両語を重ねて、強い忠義を表す四字熟語となった。
備考
現代の日常会話ではまれで、歴史物・漢文調の文章や、忠節を格調高くたたえる文脈で用いられる。「碧血」は実際に青い血という意味ではなく、忠義のために流した血の比喩である。
誤用・混同注意
- 「碧」を「壁」と書くのは誤り。
- 「丹心」を「たんじん」と読むのは誤りで、読みは「たんしん」。
例文
- 彼は碧血丹心の志を抱き、国難に際しても職務を投げ出さなかった。
- その武将の生涯は、主君に対する碧血丹心の忠節として後世に語り継がれている。
- 作品は、理想のために命を懸ける主人公の碧血丹心を力強く描いている。