背信棄義
読み方
はいしんきぎ
意味
他人との約束や信用を裏切り、人として守るべき道義・恩義を捨てること。「背信」は信頼や約束に背くこと、「棄義」は道義を捨てることをいう。強い非難の意味をもつ表現。
由来
中国の歴史書『北史』の「周紀下・高祖武帝」に見える「背恵怒隣、棄信忘義(恵みに背き、隣国を怒らせ、信を捨てて義を忘れる)」に基づくとされる。『北史』は唐代の李延寿によって659年頃に成立した史書である。
備考
文章語・硬い表現で、意図的かつ重大な裏切りを強く非難する際に用いる。単なる事情による約束不履行には通常用いず、日常会話では「信義に背く」「恩を仇で返す」などともいう。
例文
- 利益のために契約を破り、取引先を見捨てるのは背信棄義の行為だ。
- 長年支えてくれた仲間を密告するとは、あまりにも背信棄義ではないか。
- 同盟を結んだ直後に相手国を攻撃したことは、国際社会から背信棄義だと非難された。