相見恨晩
読み方:そうけん こんばん
意味
初めて会った相手とすぐに意気投合し、親しい友人になるのがもっと早ければよかったのに、と残念に思うこと。互いに相手を深く理解し合い、出会いが遅かったことを惜しむ気持ちを表す。
由来
中国の歴史書『史記』の「平津侯主父偃列伝」に見える語。前漢の武帝の時代(紀元前2世紀ごろ)の人物に関する記述に由来し、「相見えて晩きを恨む」、すなわち会うのが遅すぎたことを残念に思う意から成った。『史記』自体は司馬遷により紀元前1世紀ごろに編まれた。
備考
「恨」は現代語の「憎む」ではなく、「残念に思う・惜しむ」の意。初対面の相手との強い共感や、親交が深まった際に、やや格調高く用いる。
誤用・混同注意
- 「恨」を「憎む」と解し、会った相手を憎む意味だとするのは誤り。ここでは「出会いが遅いことを残念に思う」の意。
例文
- 初対面のはずなのに話が尽きず、二人は相見恨晩の思いで連絡先を交換した。
- 長年別々の研究をしてきた両者は、共同研究の席で出会い、相見恨晩とばかりに議論を深めた。
- 祖父は旧友との再会を振り返り、「もっと早く知り合っていれば」と相見恨晩の感を語った。