反目嫉視
読み方:はんもく しっし
意味
互いに仲たがいし、ねたみや憎しみを抱いてにらみ合うこと。個人同士だけでなく、派閥・組織・国家などが、敵対して対立し合う状況にもいう。
由来
「反目」は、互いに目をそむけて仲たがいすることを表す語で、中国古典『易経』の「小畜」にある「夫妻反目(夫婦反目す)」に見られる。「嫉視」は、ねたみ憎んで見ること。「反目」と「嫉視」を重ね、相互に憎み合って対立する意味を強めた四字熟語である。『易経』の成立は紀元前1千年紀ごろとされるが、「反目嫉視」という四字のまとまった形の成立時期は明確ではない。
備考
人間関係や派閥・組織間の深刻な対立に用いる、やや硬い表現。「反目」だけでも仲たがいの意味があるが、「嫉視」を添えることで、ねたみや憎悪を伴う敵対を強調する。
誤用・混同注意
- 「反目疾視」と書くのは誤り。ねたむ意の「嫉」を用いて「反目嫉視」と書く。
- 単に意見が異なるだけの穏やかな対立には必ずしも適さず、憎しみやねたみを伴う敵対関係をいう。
例文
- 後継者をめぐって幹部たちは反目嫉視し、組織の意思決定は停滞した。
- 両派が反目嫉視を続けるかぎり、建設的な議論は望めない。
- 些細な誤解から反目嫉視する関係になり、かつての友人同士は口も利かなくなった。
分類
類義語
- 犬猿之仲
- 反目成仇
- 相互嫌悪