百花繚乱
読み方:ひゃっか りょうらん
意味
多くの種類の花が、色とりどりに咲き乱れること。転じて、ある時代・分野に、優れた人物・作品・才能などが数多く現れ、華やかに活躍することをいう。単に乱雑であるという否定的な意味ではない。
由来
中国の類書(百科事典的な書物)である清代の『古今図書集成』に見られる語とされる。おおむね1725年ごろに編纂され、1726年に刊行された。「百花」は多くの花、「繚乱」は花などが入り乱れて咲くさまを表す。日本では、花の景観だけでなく、才能や文化が華やかに栄える比喩として定着した。
備考
人物・芸術・文化など、優れたものが多く現れる華やかな状況に用いる。花以外にも比喩的に使える。「百花撩乱」は辞書にも認められる異表記である。
別表記
- 百花撩乱
補足
- 「繚乱」を単に「乱雑で秩序がない」という否定的意味だけで解するのは不十分。多くの優れたものが華やかに現れる意が中心。
- 「百花撩乱」は誤字ではなく、辞書に認められる異表記である。
例文
- 春の庭園では百花繚乱の景色が広がり、訪れた人々を楽しませていた。
- その時代の文壇は、多彩な作家が活躍する百花繚乱の状況だった。
- 新人選手が次々と頭角を現し、今年のリーグは百花繚乱の様相を呈している。
分類
類義語
対義語
- 一枝独秀
- 単調一色