百弊叢生
読み方:ひゃっぺい そうせい
意味
多くの弊害・欠点・悪い制度などが、次々と一斉に生じること。「百」は実数の百ではなく、非常に多いことを表す。社会制度や組織の運営などに問題が重なって現れる状況についていう。
由来
中国・清末の思想家、梁啓超(りょうけいちょう)の政治論集「変法通議」、とくに1896年(光緒22年)ごろに発表された「論不変法之害」に見える語とされる。改革を行わなければ政治や社会に多くの弊害が生じる、という文脈から用いられた。日本では漢語の四字熟語として定着した。
備考
主に制度・政治・組織運営など、問題が構造的に多発する場面で使う硬い表現。「叢生」は「そうせい」と読み、草木が群がり生える意から、問題が多く発生することをいう。
補足
- 「百弊双生」と書くのは誤り。正しくは「百弊叢生」。
- 「百弊」は「ひゃくへい」ではなく、一般に「ひゃっぺい」と読む。
例文
- 規則を継ぎはぎに改定した結果、手続きが複雑化し、百弊叢生の状態になった。
- 不正を長年放置した組織では、会計、人事、情報管理の各部門で百弊叢生となっていた。
- 制度そのものを見直さなければ、対症療法を重ねても百弊叢生を防ぐことはできない。
分類
類義語
- 問題山積
- 弊害続出
- 多事多難
- 悪弊紛出
対義語
- 円満無欠
- 万事順調
- 天下泰平