白首如新
読み方
はくしゅ じょしん
意味
長い年月を付き合っていても、互いの心が通じ合わず、まるで初対面のようによそよそしいこと。「白首」は髪が白くなるほど年を重ねること、「如新」は新しく知り合った相手のようであることをいう。
由来
前漢の司馬遷が紀元前91年頃までに編んだとされる『史記』の「魯仲連鄒陽列伝」に見える「白頭如新、傾蓋如故」に由来する。鄒陽が、人間関係では付き合った年月ではなく、相手を理解し合えるかどうかが重要だという趣旨で引用した言葉である。「白首如新」は原文の「白頭如新」の異表記として用いられる。
分類・構成
備考
原典では「白頭如新」と表記され、「白首如新」ともいう。対句となる「傾蓋如故」は、初対面でも古くからの知己のように意気投合すること。人間関係について用いる。
誤用・混同注意
- 「長年親しい関係」の意味と誤解しない。長く面識があっても親しくなれないことをいう。
- 「白頭如新」は原典に見える異表記であり、誤字ではない。
例文
- 同じ会社で三十年働いてきた二人だが、仕事以外の話はほとんどせず、白首如新の間柄だった。
- 長年の取引があっても本音を語り合えなければ、白首如新の関係にとどまってしまう。
- 形式的な付き合いだけを続けて白首如新とならないよう、日頃から率直に意見を交わすことが大切だ。
類義語
対義語
- 傾蓋如故
- 一見如故