傾蓋如故
読み方
けいがい じょこ
意味
初めて会った人同士であるにもかかわらず、昔からの親友であるかのように、すぐに親しく打ち解けること。「傾蓋」は、車同士が行き違う際に、互いの車のかさ(蓋)が傾くほど近づくこと、「如故」は以前からのなじみのようであることをいう。
由来
中国前漢期の歴史書『史記』の「魯仲連鄒陽列伝」にある「白頭如新、傾蓋如故(白頭まで付き合っても新しい間柄のような者もいれば、車の蓋を傾けるほどの短い出会いで旧知のようになる者もいる)」に基づく。『史記』は司馬遷により紀元前1世紀ごろに編纂された。
備考
主に文章語・故事成語として用いられる、やや硬い表現。「短時間で親しくなる」というよい意味で使う。対句として、長く付き合っても親しくなれないことをいう「白頭如新」と並べられることが多い。
例文
- 初対面だった二人は趣味の話で盛り上がり、まさに傾蓋如故の仲となった。
- 取引先の担当者とは初めて会ったのに話が弾み、傾蓋如故という言葉を実感した。
- 長年の付き合いがあっても心が通じないことがある一方、傾蓋如故の出会いもある。
類義語
- 一見如故
- 一見旧知
- 意気投合
対義語
- 白頭如新
- 反目成仇
- 疎遠