白璧無瑕
読み方:はくへき むか
意味
白く美しい宝玉に少しの傷もない意から、人物の品性・行い、あるいは作品や物事などが、完全で欠点のないことをいう。特に、清らかで非の打ちどころがない人物を形容する際にも用いる。
由来
「白璧」は白い美しい玉、「瑕」は玉の傷・きずを意味する。中国・北宋の禅僧、釈道原が景徳年間(1004~1007年)ごろに編んだ禅宗の語録『景徳伝灯録』巻十三に、「白璧無瑕、卞和刖足」と見える。傷のない白玉になぞらえ、欠点のないことを表す語となった。
備考
やや硬く、文章語・褒め言葉として用いられる。実際には「まったく欠点がない」という強い評価なので、皮肉や理想の高さを示す文脈でも使われる。「瑕」を「暇」と書かないよう注意する。
誤用・混同注意
- 「白璧無暇」と書くのは誤り。正しくは、傷を意味する「瑕」を用いて「白璧無瑕」と書く。
- 「瑕」を「きず」と読むことから「はくへきむきず」などと読まない。標準的な読みは「はくへきむか」。
- 単に「美しい」という意味ではなく、人物・物事に欠点がまったくないことをいう強い表現である。
例文
- 彼女は実力だけでなく人格も白璧無瑕で、皆から深く信頼されている。
- この企画書はよく練られているが、白璧無瑕というわけではなく、予算面には検討の余地がある。
- 白璧無瑕の人間を求めすぎると、他人にも自分にも厳しくなりすぎる。
分類
類義語
対義語
- 白璧微瑕
- 瑕疵欠点