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白日昇天

読み方:はくじつ しょうてん

意味

道教で、修行者が生身のまま白昼に天へ昇り、仙人・神仙になること。転じて、無名だった人などが急に高い地位や名声を得て、目覚ましく出世することをいう。

由来

中国の正史『魏書』「釈老志」に見える語。北斉の魏収が6世紀半ば(554年ごろ)に編纂した同書には、「積行樹功、累徳増善、乃至白日昇天、長生世上」とあり、功徳と修行を積んだ者が白昼に天へ昇って不死の存在となるという道教の思想を表した。後に、急激な立身出世のたとえとしても用いられるようになった。

備考

本来は道教における「生身で天に昇り仙人になる」という意味である。現代では急な出世の比喩にも使う。「昇天」を単なる死去の婉曲表現として解すると、本来の意味から外れることがある。

補足

  • 「白日」は白い太陽ではなく、「白昼・昼間」の意味である。
  • 「昇天」を単に死亡・死去の意味と解するのは、本来の道教的意味や「急な出世」という比喩的用法とは異なる。
  • 中国の原典には「白日升天」と表記される例があるが、日本語の四字熟語としては通常「白日昇天」と書く。

例文

  • 道教の伝説では、徳を積んだ修行者が白日昇天して仙人になると考えられた。
  • 無名だった研究者は大発見を機に注目を集め、白日昇天したかのような評価を得た。
  • 入社数年で社長に抜擢された彼の出世を、周囲は白日昇天にも等しいと評した。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字