異軍突起
読み方
いぐん とっき
意味
それまで目立たなかった人物・集団・勢力が、既存の有力者や組織とは別の新しい力として急に現れ、目立つ存在になること。特に、ある分野で新勢力が急速に力を伸ばす場合にいう。
由来
前漢の司馬遷が紀元前1世紀(前91年頃までに成立)に著した『史記』の「項羽本紀」にある「異軍蒼頭特起」に由来する。原文の「特起」は急に起こる意で、他とは異なる軍勢が突然現れたことを表した。日本では一般に「異軍突起」と表記し、新勢力の出現をいう。
分類・構成
備考
主に、新人・新興企業・新党などが、既存勢力とは別の新しい力として急に台頭する場面で用いる。単に「突然現れる」意味ではなく、目立つ勢力となるニュアンスを含む。
誤用・混同注意
- 「異郡突起」と書くのは誤り(正しくは「異軍突起」)。
- 原典には「異軍蒼頭特起」とあり、「特起」は原典の表記に近いが、日本語の四字熟語としては通常「異軍突起」と表記する。
例文
- 無名だった地方クラブが若手選手の活躍で異軍突起し、優勝争いに加わった。
- その新興企業は独自の技術を武器に、業界で異軍突起を果たした。
- 既成政党への不信が高まるなか、新党が異軍突起の勢いで支持を集めている。
類義語
- 新進気鋭
- 新勢力の台頭
- 彗星のごとく現れる
対義語
- 旧態依然
- 沈滞不振